予防接種

 当院では、予防接種法による定期接種(個別接種)、及び任意の予防接種を行っております。毎週木曜日、土曜日の朝8時から9時までの間に、予約制でワクチン接種を行っております。定期接種は那須塩原市、那須町、大田原市との委託契約により施行され、規定の予診票がありますので、予約の時にお受け取り下さい。 任意接種の予防接種は自費にて行っています。任意接種のワクチンは、国が定期接種として扱わない為に、自費になりますが、すべてが子どもたちを守るために必要なワクチンです。数も多く、スケジュールを立てるのが大変なうえに負担も大きいのですが、かわいいお子さんを守るために是非接種するようにしましょう。
「ワクチンデビューは、生後2か月のお誕生日」と覚えて早期に接種しましょう!!

KNOW-VPD!VPDを知って、子どもを守ろう
VPD(ワクチンで予防できる病気)から日本の子どもたちを確実に守る為に活動している小児科の先生を中心にした団体です。日本でもやっと諸外国並みのワクチン接種が可能となった今、適切な時期にそれらのワクチンを接種するには、ワクチンの同時接種を行っていくことが重要です。同時に接種した為に、有害事象が増えることはありません。お子さんを守る為、積極的にワクチンの同時接種を受けましょう。2020年10月からワクチン接種の間隔の規定が変わりました。


予防接種法による定期接種(公費で接種できます。)
三種混合ワクチン ジフテリア・百日咳・破傷風の混合ワクチンです。5歳頃になると乳児期に受けた四種混合ワクチンで得られた免疫が少し弱まり、百日咳に罹りやすくなります。年長さんになったら三種混合ワクチンを接種することをお奨めしています。 不活化
ワクチン
 四種混合ワクチン  これまでの三種混合ワクチンに不活化ポリオワクチンを混合したワクチンです。これまでの三種混合ワクチンと同様のスケジュールで接種します。標準的な接種期間は1期初回接種(3回接種)が生後3か月に達した時から生後12か月に達するまでの期間。1期追加接種が1期初回接種終了後12か月に達した時から18か月に達するまでの期間となります。  不活化
ワクチン
二種混合ワクチン ジフテリア・破傷風の混合ワクチンです。これまで小学校6年生に対し集団接種を行っていましたが、平成20年度から小学校6年生を対象に個別接種となりました。 不活化
ワクチン
麻疹ワクチン 「はしか」のワクチンです。平成19年4月1日から混合ワクチンに完全に移行しました。那須塩原市では、公費負担で単独ワクチン接種が可能なのは、第2期接種(小学校入学前の1年間)の時に限られます。詳細は市の保健センターにお問い合わせ下さい。 生ワクチン
風疹ワクチン いわゆる「三日ばしか」のワクチンです。平成19年4月1日から混合ワクチンに完全に移行しました。那須塩原市では、公費負担で単独ワクチン接種が可能なのは、第2期接種(小学校入学前の1年間)の時に限られます。詳細は市の保健センターにお問い合わせ下さい。 生ワクチン
麻疹風疹
混合ワクチン
平成18年4月1日から麻疹、風疹の予防接種は単独ワクチンから混合ワクチンによる定期接種に移行しました。第1期生後12ヶ月から24ヶ月未満、第2期5歳〜7歳未満の2回接種となります。1歳になったら出来るだけ早く接種しましょう。 生ワクチン
日本脳炎ワクチン 日本脳炎は、罹患すると死亡例や、後遺症を残す例の多い疾患です。特異的に有効な治療法は無いので、予防する事が重要です。1期初回は生後6〜90ヶ月未満、追加は6〜90ヶ月未満となっていますが、標準的には初回を3歳、追加を4歳くらいに受けてください。平成21年2月末に新しいワクチン「乾燥細胞培養日本脳炎ワクチン」が承認され、21年度接種分から使用が可能となりました。一時勧奨接種が控えられた時期に定期接種を受けられなかった方の為、平成23年に法改正が行われています。
詳しくは、下記の厚生労働省ホームページのQ&Aをご覧下さい。http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou21/dl/nouen_qa.pdf
不活化
ワクチン
 不活化ポリオ
ワクチン
標準的な接種年齢は、生後3か月〜12か月に達するまでの期間で、1期初回接種として、20日から56日までの間隔をおいて3回接種します。その後追加接種として、初回接種終了後12カ月から18か月に達するまでの期間にもう1回接種します。合計4回接種することが基本です。現在は、4種混合ワクチンとして、接種されています。詳細は厚生労働省のホームページからどうぞ  不活化
ワクチン
Hibワクチン(アクトヒブ) 主に乳児に細菌性髄膜炎や肺炎、喉頭蓋炎などを引き起こすインフルエンザ菌b型に対するワクチンです。肺炎球菌ワクチンと一緒に生後2か月から接種しましょう。 不活化
ワクチン
小児用肺炎球菌ワクチン
(プレベナー)
小児に重篤な感染症を引き起こす7種類の型の肺炎球菌による、小児の侵襲性肺炎球菌感染症(細菌性髄膜炎、敗血症など)を予防するワクチンです。Hibワクチンと一緒に生後2か月から接種しましょう。肺炎球菌について知りたい方はこちらへ 不活化
ワクチン
HPVワクチン
子宮頸がん発症の主要な原因である、発がん性ヒトパピローマウィルス(HPV)のうち、主に16型と18型の感染を予防するワクチンです。現在日本では、2価(16型、18型)及び4価(6型、11型、16型、18型)のHPVワクチンがあり、いずれも定期接種ワクチンとして認められています。対象は12歳となる日の属する年度の初日から16歳となる日の属する年度の末日までの間となっています。 不活化
ワクチン
水痘ワクチン   水ぼうそうのワクチンです。平成26年10月から国の定期接種ワクチンになりました。1歳以上の未罹患者に接種できます。1歳になったら第1期MRと同時に1回目を接種をしましょう。2回目の接種時期については、早期に集団生活に入るお子様は、3か月後、それ以外のお子様は、5か月後が目安です。患者と接触後72時間以内にワクチンを緊急接種すると多くは予防できます。発症してしまうと将来帯状疱疹の原因になるウイルスが体の中に残ってしまいます。 生ワクチン 
 B型肝炎ワクチン  B型肝炎は主に肝炎ウイルス保有者の血液を介して感染します。最近では、血液以外の体液からの感染も証明されています。医療関係者等他人の血液に触れる可能性のある方(医学生・看護学生も)や海外長期滞在予定の方には接種をお奨めします。平成28年10月1日から小児への定期接種ワクチンになりました。標準的な接種時期は、1回目生後2月、2回目生後3月、3回目生後7〜8月です。1回あたり0.25mLを皮下に接種します。  不活化
ワクチン
 ロタウイルスワクチン
(ロタリックス  ・  ロタテック)
 乳幼児における急性重症胃腸炎のおもな原因であるロタウイルス感染を予防するワクチンです。感染力が強く、重症化しやすいロタウイルス胃腸炎から小さな赤ちゃんを守るためにWHOなどでは、ワクチン接種を推奨しています。ロタリックスは、生後6週から24週までに2回、ロタテックは生後6週から32週までに3回の接種を終了する必要があります。  生ワクチン
                         
任意の予防接種(自費での接種になります)
おたふくかぜワクチン 罹患すると髄膜炎を起こしたりすることもありますし、腫れが引くまで休園・休校しなければならないので、1歳になったら1回目、小学校入学前の第2期MRの時に2回目を接種するようにしましょう。 生ワクチン
インフルエンザ 毎年冬季間に流行を繰り返す感染症です。肺炎、脳炎、脳症を起こすこともあり、特に抵抗力の弱い高齢者には補助金が支給されるようになりました。流行期の前に接種すると良いでしょう。 不活化
ワクチン
肺炎球菌ワクチン
(ニューモバックスNP)
肺炎球菌は市中肺炎の起炎菌として最も重要である細菌と言われています。このワクチンはわが国に分布する肺炎球菌の約80%に対応することができます。健康な人では、1回の接種で5年間効果が持続するといわれています。65歳以上の方には、定期接種ワクチンとして接種する制度があります。 不活化
ワクチン
A型肝炎ワクチン A型肝炎の汚染状況は地域によって大きく異なります。日本および西ヨーロッパの多くの国は低汚染地域です。アフリカ、アジア、中南米は高度流行地域が多いので、このような流行地域に旅行する場合には、ワクチンを接種する事をお奨めします。 不活化
ワクチン
 帯状疱疹ワクチン  水痘(みずぼうそう)にかかったことがある人の免疫力が低下すると体内の水痘帯状疱疹ウイルスが再活性化し、帯状疱疹の発症リスクが高まります。強い痛みを伴う帯状疱疹後神経痛が長期間にわたって残ることがあり、また、耳や眼の領域に発症した場合、顔の麻痺や角膜炎を起したりします。50代以上は、ワクチン接種で予防することをお勧めします。帯状疱疹を予防するワクチンは現在2種類あります。ご相談ください。 不活化ワクチン又は生ワクチン



任意接種ワクチンの料金(1回分)
水痘ワクチン 5,800円
おたふくかぜワクチン 4,700円
インフルエンザワクチン 4,000円詳細はクリック
23価肺炎球菌ワクチン 7,000円
A型肝炎ワクチン 6,100円
B型肝炎ワクチン 5,100円(※1当分の間)
Hibワクチン 6,100円(※2当分の間)
小児用肺炎球菌ワクチン 8,400円(※2当分の間)
HPVワクチン 14,300円(※2当分の間)
 帯状疱疹ワクチン(シングリックスの場合)  21,000円

※1 定期接種の対象外の10歳未満のお子さんには、公費補助ができるまで1回3,700円で接種します。
※2 当院ではHibワクチン、小児肺炎球菌ワクチン及びHPVワクチンの接種については、定期接種の時期を逃してしまって、接種を希望される方にこの料金で接種します。


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